「味噌は医者殺し」味噌の健康効果3選
6月29日 木曜日に福井工業高等専門学校の物質工学科、微生物学の時間で非常勤講師として、
河崎紘徳が【味噌の健康効果】についてお話させて頂きます!
調べてみましたら、偏差値62の高校でした。
生徒様の貴重な時間を頂きますので、有益な講演をさせていただきます。

皆様は【味噌は医者殺し】という江戸時代のことわざはご存知でしょうか
昔の方は「味噌」に非常に良い健康効果があるのを知っていたのです。
福井県最年少でみそ一級技能士合格(国家資格である技能検定制度)の河崎紘徳が
味噌の素晴らしい健康効果を3選ご紹介したいと思います。
味噌の健康効果① 胃ガン、乳がん予防
【スーパーフード味噌】
毎日味噌汁を飲む人は、飲まない人にくらべて胃がんになる確率が約50%も低下します。
国立がんセンター研究所の平山雄博士らは全国の約27万人を対象とした13年間にわたる疫学的調査

1日3杯以上みそ汁を飲む人達で乳がんの発生率が0.6倍、つまり40%減少しているということになります。
「大豆、豆腐、油揚、納豆」では、はっきりとした関連が見られませんでしたが、「みそ汁」ではたくさん飲めば飲むほど乳がんになりにくい傾向が見られました。
発がん性物質を投与したラットに
①普通食
➁味噌食を与えた結果、 乳腺腫瘍の発生が低くなった。
胃がんにも効果あり、 味噌食をしていたラットは胃に腫瘍が発生する割合が低く、発生して大きさが小さかった。

味噌の健康効果② 放射性物質を除去
長崎 秋月辰一朗先生
被ばくしたにも関わらず、その後症状を悪化する事なく、 原爆病やがんで亡くなった人はいなかったという実例がございます。
先生が行った事は 玄米飯に塩とつけて、毎日わかめの味噌汁を飲ませていました。
秋月先生は放射線の先生であり、生理食塩水を飲むと 放射線に対して予防効果があるというのを医学的に知っていたのです。
本当に味噌に放射性物質を除去出来るのか?実験紹介↓
3日発酵、120日発酵、180日発酵の熟成期間を異なる味噌を使って 8グレイのX線照射を行った結果。
180日熟成した味噌を食べたマウスが一番長生きした。

なぜこういうデータになったのか、しっかり熟成した味噌に多いメラノイジンが原因ではないか。
①普通のえさと比べて善玉の乳酸菌を増加させた
➁普通のえさを比べて、便の滞留時間を短縮させた。(毒素排出速度)
普通のえさは便の滞留時間48時間
メラノイジン10%のえさは便の滞留時間27時間だった。
味噌の健康効果③ 一つの食品で非常に豊富な栄養素がある
味噌には
- 良質な植物性たんぱく質
- 脂質
- 炭水化物
- 食物繊維
- ミネラル
- アミノ酸
- ビタミン類
- 塩分など
一つの食品でこんなに多くの栄養素がある食べ物は他には無いのではないでしょうか!?

特に味噌には「植物性乳酸菌」が含まれており、植物性乳酸菌は生きたまま腸まで届く確率が高いといわれています。
そのため、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果が期待されます!