お味噌に出てきた”白いカビ”のようなものは何ですか?【よくある質問】
- 2020/10/06
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お味噌に出てきた白いカビみたいなものは、産膜酵母(さんまくこうぼ)です。
産膜酵母↓

産膜酵母は、耐塩性と好気性を持つのが特徴です。
そのため、空気に触れている表面の一部にでてきます。
正直な話し、みそを作っていると普通に出てきます笑
プロが作っても味噌のキワの部分は、どうしても出てきやすいです。
酵母菌の一種ですので、食べても人体に害はございません。
ご安心くださいませ。
産膜酵母は、見た目と風味が悪いので
味噌を開封して食べる前に、5㎜ほど取り除いて頂ければ問題ありません。
中のお味噌を捨てる必要はございません。ちゃんと食べる事が出来ます。
みそに出来た黒っぽいカビは何ですか?
みその酸化した物の可能性が高いです。
こちらも薄く取り除いて頂ければ結構です。
中のお味噌は、問題なく食べる事が可能です。
みそに出来た青っぽいカビは何ですか?
こちらは、青かびの可能性が高いです。
アオカビそのものは健康な人に感染せず、比較的毒性も強くはありません。
これは有害なカビ毒を生成しないためです。
しかし、風味も悪いですので、
味噌を食べる前にはきちんと取り除いてください。
また、白い結晶みたいなものが、お味噌についていることがありますが、 これはチロシンといって、アミノ酸の一種です。
長期熟成されている証拠であり、お味噌の麹の力が高いと出来るといわれています。
チロシンはカビとは異なり、お味噌の成分のひとつですので、取り除く必要はございません。
チロシン↓
