☆食品の裏側 安部司氏☆
- 2017/06/22
- 仕事
Amazonからの引用です。
痛烈な内部告発書である。食品添加物の専門商社の敏腕セールスマンだった著者が、食品メーカーの“手口”を次々に暴露していく。
例えばミートボール。安くて、おいしいミートボールは子供の人気メニュー。温めるだけで食べられるのでお母さんも大助かりだ。
だが、製造現場を見てきた著者はこう描写する。「形はドロドロ。水っぽいし、味もなく、そのままではとても食べられるシロモノではありません」という牛のクズ肉を、安い廃鶏のミンチ肉と組織状大豆たんぱくで増量し、20~30種類の食品添加物を加える。ミートボールの正体は「もはや添加物のかたまりと言ってもいい」得体の知れない食べ物だった。
このミートボールの製造原価は1パック20~30円。添加物セールスマン時代の著者は、廃棄の運命にあるクズ肉に商品価値を与え、食品メーカーも大儲けでき、消費者も「安くておいしい」と喜んでくれる、と誇りを持って添加物を売ってきた。
しかしある日、著者の娘の誕生日に、件のミートボールがテーブルに並んだ。うれしそうにほおばる娘を見た時、著者は反射的に皿を取り上げ、中身を捨てた。「生涯の仕事」と思っていた添加物セールスが「死の商人と同じ穴のむじな」に思え会社を辞めた。
私はこの「食品の裏側」の本を専門学校時代の18歳の時に見ました。
この本を読み、ショックを受けました。
一体、食べ物って何なんだろう?お金儲けの道具なのか?
私はマルカワみそ株式会社に入社して、味噌製造に携わっておりますが
「自分の作った物が、好きな人、自分の子供や好きな芸能人、好きなプロ野球選手が食べてくれると思って
味噌作りや麹作りに励んでおります。」
自分の子供に食べさせたくない物は作らない。
今でもそう思っております。