☆紘徳河崎のすべらない話⑧ 専門学校のクラスの子 N君☆
- 2009/05/19
- 紘徳河崎のすべらない話
人は誰でも、すべらない話を持っているものである
この話は僕が辻調理師専門学校の時の話です
僕のクラスでN君という同じ歳の男の子がいました
N君はいつも授業中居眠りをしていて、先生によく注意されます
専門学校は席は自由で、僕はいつも前の方の席に座っていました
そして、N君も前の方の席に座っています
前の席に座っていても、居眠りをしています
ある日、有名な割烹料理店のご主人が講師として、僕のクラスに来てくれました
最後に
「皆さん、良かったらうちの店に食べに来てください」
みたいな事を言って授業は終了しました
その授業が終わった後、僕はこのお店に行こうっとみんなに誘いました
N君も行くと行きたいっと言いました。
確か男6人くらいで、食べに行ったと思います
コース料理で、ご主人に聞きたい事があったので、カウンターで予約しました
そして、当日
みんな集まり、お店に行きました
N君は一番左側の端の席に座り、僕は真ん中の席に座りました
コース料理がスタートすると、この煮物の下処理とか、包丁はどこのがいいのかとかみんな色々質問しました
N君の話し声が聞こえないので、N君をちらっと見てみたら
なんと、普通に寝ていました
コース料理が来ると隣の人に「N君、料理来たよ」
っと起こされ、食べ終わるとまた寝ます
次のコース料理が来ると、体をツンツンされ
ぱっと起きて、食べて、ぱっと寝て
またぱっと起きて、食べて、またぱっと寝ます
ご主人も呆れ顔をしていました
生で見ると、本当に面白い光景ですよ
一体、彼は夜に何をしているんでしょうね